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第84回全国高校サッカー選手権大会。優勝したのは? 滋賀県代表野州高校でした。 関西勢の制覇は32年ぶり。とにかく過去10年の優勝校を振り返りますと? 静岡学園・市立船橋・東福岡・国見・鹿児島実業。 10年間でわずか5校しか出ないくらい常連校色の強い大会でした。 そんな常連校の優勝に一石を投じたことを思えば、今回の大会は非常に大きな意味があったと言えます。 野洲2-1鹿児島実業 延長戦にもつれ込む激闘でした。野洲が前半に先制し、後半は守りからのカウンター狙いに作戦を切り替え始めた後半34分。 鹿実は伝統校の意地を見せついに同点。 延長戦へ。野洲は完全にスタミナ切れで延長戦に入り動きが止まりました。鹿実の猛攻に耐える。 しかし、試合を決めたのは野洲高校が貫いてきた個人技と組織サッカーを融合した新しい革命的サッカーだった。 延長後半残り3分。猛攻をしのいだ野洲MF乾がサイドチェンジからのパスを受け中央を突破。ここで高校生の発想とは思えない驚愕のヒールパスで右サイド平原が突破。クロスボールをあげ、ゴール前に詰めたフリーの瀧川が勝ち越しゴール。 見事な流れるような勝ち越しゴールを決めた野洲高校が初制覇! ”魅せるサッカー”が凌駕し、高校サッカー界の歴史を塗り替える感動的フィナーレになった大会でした。
by human-shadow
| 2006-01-09 18:18
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